尾張優魚会 第二十四回らんちう品評大会

9月16日(日曜日)、愛知県清須市にある「はるひ夢の森公園」において、山田芳人さんが会長をつとめる尾張優魚会の品評会が開催されました。
昨年は台風のため、11月まで大会開催が延期となりましたが、今年はそういったこともなく、少し暑いくらいの品評会日和となりました。

今年は、山田芳人さんの開会の挨拶のようすが撮影できました。

審査前の当歳魚です。

同じく親魚です。

集合写真です。当日は多くの参加者で賑わいました。

今回も、いつもどおり各部門上位3尾ずつ山田芳人さんに解説していただきました。

親魚 優等賞
東大関 川口敦司 (稲沢)※敬称略、以下同
更紗模様で色艶良く、泳ぎが軽やかで鱗並びが綺麗、尾形も抜群、腹形のバランスが取れるともっと素晴らしいらんちうになると思います。

西大関 辻 敏秋 (那智勝浦)
体形の抜群のらんちうで目幅からズトンと来ています。尾形にもう少し張りが出ればもっと素晴らしいらんちうになると思います。

立行司 目時勝太郎 (西尾)
面白でバランスの良い配色のらんちうで腹形が下がり、尾にもう一張りくればもっと素晴らしいらんちうになると思います。

二歳魚 優等賞
東大関 山田芳人 (清須)
筒の太み尾形、力強い泳ぎ抜群で頭がもう少し仕上がると素晴らしいらんちうになると思います。

西大関 沢田光孝 (半田)
配色、頭、尾形、泳ぎ抜群のらんちうで、鱗並びが荒めですが色が揚がると隠すと思います。まだ余裕のあるらんちうで親になった時は愛知県無敵な感じのする素晴らしいらんちうです。

立行司 川口 功 (尾張)
頭、尾形、体形バランスの取れたらんちうで、泳ぎも上手く作りも抜群です。立行事にピッタリの味のある素晴らしいらんちゅうです。

当歳魚大の部 優等賞
東大関 十河哲也 (武豊)
面白で配色の良いらんちうで、総体的バランスの取れた素晴らしいらんちうです。飼育技術が見て取れるらんちうです。

西大関 小濱照明 (三重)
バランスの良い更紗模様で頭、体形、尾形、泳ぎ抜群です。水温が下がり尾にもう一張りくると怖いらんちうです。素晴らしいらんちゅうです。

立行司 小濱照明 (三重)
一文字模様の更紗で総体的バランスの取れたらんちうです。二歳、親と楽しめそうな素晴らしいらんちうです。

当歳魚小の部 優等賞
東大関 竹内 宏 (名古屋)
面白の更紗で色艶も良く尾形泳ぎが抜群に良いらんちうです。大の部で戦っても引けを取らない素晴らしいらんちうです。

西大関 高津晴彦 (可児)
赤勝ちの更紗で尾形太み抜群です。二歳、親と楽しめそうな素晴らしいらんちうです。

立行司 山田芳人 (清須)
白勝ち更紗で尾形が良くバランスの取れた味のあるらんちうです。


2018年9月 らんちゅうの育成

今月の当歳魚たちのようすをお伝えします。

最近になって、ようやく暑さも少し和らいできたような気がしますが、温度計を見てみるとそれでもまだ30℃以上はあります。

当歳魚たちは、順調に体が大きくなってきています。先月にもお伝えした退色前の個体は相変わらずで、今のところ色変わりしそうな雰囲気はまったくありません。9月になっても色変わりしない当歳魚が複数いることは、今までにはなかったかもしれません。

いつものサイズの比較のために100円硬貨を洗面器に入れた集合写真です。
今回はこの3匹での撮影です。前回ご紹介した一番上の更紗の個体は、やはり尾がふにゃふにゃになり、すっぽ抜けてしまいました。今年の当歳魚の中では唯一更紗らしい個体だっただけにとても残念です。

一方、上の写真で一番下に写っているこちらの個体の尾は、なんとか持ちこたえています。先月の写真と比較すると、体はちょっと太みがついてきているようです。

こちらの退色前の個体は、いつになったら色変わりするのでしょうか。このような色変わりの遅い個体は、色が変わったときには素赤になるものとばかり思っていましたが、そうとも限らないそうです。

こちらの白の個体は、このところ急に体が大きくなってきました。体や各ヒレにほとんど色がないのが残念ですが、なんとなく太くなりそうな気がします。

こちらも先月ご紹介した個体です。そろそろもう少し腹をつけた方が良いような気がするので、冷凍アカムシを与える比率を少し下げて、人工飼料の比率を上げていくつもりです。この個体もまだ退色前ですが、更紗でなくても良いので、ふつうに素赤になってくれればと思っています。

こちらの素赤の個体は、他の個体と比較すると体がやや小さめ、つまりあまり大きくなっていません。そのせいか、こうして写真で見ても全体的にまだやや幼さが感じられます。尾は相変わらずほぼ左右真横にピンと張ったままです。

今回の兄弟魚の中ではもっとも異なる雰囲気を持つこの個体。尾の張りが強めの長手だから、そう見えるのでしょうか。少し腹と尾の間が空きすぎな感じなので、うまく調整できればと思っています。

浮上性のエサを食べる当歳魚のようすです。浮上性のエサをたべるとき、ぱっと開くように尾を使っているようなので、これが尾開きに良い影響を与えてくれないかと期待しながら与えています。