2018年6月 山田芳人さんのらんちゅう飼育

先日、今年初めて山田芳人さんのらんちゅう飼育池を訪問させていただきましたので、そのようすをご紹介します。今回は当歳魚を中心に撮影させていただきました。

すでに色変わりを終えたちょっと大きめの当歳魚たち。水面に浮いている水草は、ミジンコを採ってきたときにいっしょにくっついてきて、それが育ったものだとか。水を変えたばかりで透明なので、とても涼しげな感じがします。

以前伺った際にはなかった2階だての飼育容器でも当歳魚が飼育されていました。よく見てみると、台になっているのはガラス水槽用のもののようです。

こちらは、色変わり前のちょっと小さめの当歳魚が泳ぐFRP製の飼育容器です。こうして引いてみると、どこにらんちゅうが泳いでいるのかよくわかりません。どこにいるのかというと…

当歳魚たちは、この魚溜まりの付近に集まっていました。思ったよりもかなりたくさんいるようです。

今回も洗面器に入れて撮影させていただくことにしました。撮影用のらんちゅうを選んでいる山田芳人さんです。



二歳魚も3匹撮影させていただきました。いずれも昨年12月にもご紹介している個体ですので、そのときの写真と比較するとちがいがよくわかります。3番目の更紗の個体は、背中を少しケガして鱗がはがれています。


山田芳人さんはサボテンもお好きとのことで、かなり以前から飼育池の一角には鉢を並べ、ひそかに(?)楽しまれています。


2017年12月 山田芳人さんのらんちゅう飼育

12月23日、3か月ぶりに山田芳人さんの飼育池を訪問させていただきました。
今年の山田芳人さんは、卵がいつものように採れなかったこともあり、飼育池には通常サイズの当歳魚と、この時期にしては可愛いサイズの6〜7月生まれの当歳魚が泳いでいました。

撮影のためのらんちゅうを選ぶ山田芳人さん。その後ろに飾られているどこかで見たことのある大きならんちゅうのイラストは、じつは山田芳人さんが手書きしたものを元にしたものだとか。ちなみに、「特選金魚の餌 星更紗」のイメージモデルの更紗らんちゅうはもちろん山田芳人さんの東大関獲得魚ですが、これを撮影したのは金魚専門誌を多数出版しているピーシーズの森 文俊さんです。

以前にお邪魔した際にはなかった品評会のらんちゅうの額縁が壁に飾られていました。まだまだ並べきれないくらいたくさんあるそうですが、正月休みの間には整理したいとおっしゃっていました。額物がかかるこの壁の向こう側には、アロワナなどの熱帯魚の泳ぐ大きな水槽と未使用の大型バイクが置いてあります。先日、岐阜県内のあるお宅の納屋にずっと置かれたままになっていたイタリアの名車、フェラーリ・デイトナが海外のオークションにて2億3千万円で取引きされたことが話題になりました。山田芳人さんのこの大型バイクも未使用のままずっと良い状態のまま保管しておいたら、もしかすると2億は無理でも驚くような価格になるのかも?

それでは、今回も当歳魚を中心に撮影させていただきましたのでご覧ください。中には以前ご紹介した個体も含まれています。








山田芳人さんのメイン系統の中から、今年はこんな全身真っ黒な個体が生まれました。このような真っ黒な体色をした金魚は、日本ではデメキンくらいしか継続的な繁殖は行われていません。このらんちゅうのように当歳魚のうちは真っ黒な個体でも、たいていの場合は親になる頃には赤くなってしまうことが多いのです。ちなみに海外からは「黒ランチュウ」として毎年多くの「真っ黒ならんちゅう」が輸入されていますが、日本のらんちゅうとは体型や尾の感じがちがっています。


2017年9月 山田芳人さんのらんちゅう飼育

9月最初の土曜日、山田芳人さんの飼育池を訪問させていただきました。
今年もらんちゅう品評会の季節に入り、この先しばらくは毎週のように全国各地で品評会が開催されます。山田芳人さんもいろいろな品評会に参加されることもあり、なかなかお時間の都合がつきにくくなるため、急遽おじゃまさせていただくことになりました。


今年、山田芳人さんは卵をあまり採らなかったのとのこと。加えて採った時期もいつもより遅かったそうです。しかし、「いつもより池あたりの飼育数を少なくしたのが良かったみたいで、5月生まれの魚でも十分すぎるくらい大きくなっちゃいました」と、山田芳人さん。秋の大会の出品時に、大きく育ちすぎていると評価が下がってしまいますので、大きくなり過ぎないよう成長をコントロールしているとのことです。

今回も、秋の大会に使用するかもしれない魚を、まだ大会まで時間のある今の時期に、惜しげもなく披露していただきましたのでご覧ください。

当歳魚の中に、こんな立派なフンタンをもった個体もいました。

そして、中でもこちらの個体! 撮影がイマイチで、ちょっとまがったように写っていますが、もちろん現物はそんなことはありません。動画でお見せしたいほど見事な魚です。大会での活躍が期待されます。

その他にも、いくつか撮影させていただきました。
毎度のことですが、撮影用にとお願いすると、次から次に良い個体が登場するのが本当に驚きです。


こちらは、山田芳人さんが現在育成されている当歳魚の中では一番小さい、6月生まれの魚たちです。山田芳人さんによると、「この中にもまだ良いのがいますよ」とのこと。まだ小ぶりですが、5月生まれの魚がすでにかなり大きくなっているところからすると、この6月生まれの魚たちも秋の大会の頃には、十分なサイズになっている可能性は大です。


2017年2月 山田芳人さんのらんちゅう飼育

昨年は本業の方がお忙しくなかなかご来社いただくことができませんでしたが、今年に入ってから山田芳人さんに社内で育成中のらんちゅうをみていただきました。その際、明け三歳魚たちについては「ずいぶん大きくなっていますね」とおっしゃっていただくことができたので、育成のペースとしてはまずまずといったところでしょうか。それ以外の課題はまだまだ多いのですが…

昨年は、水温の低くなる冬の間はほとんど餌を与えませんでしたが、今シーズンは以前から与えようと決めていました。通常、飼育書などでは「冬は与えない」とされていることがほとんどなので、まったく与えないという方も多いと思います。ただ、これは飼育水を青水にして冬越しできるということが前提です。うまく青水にすることができないと、金魚を良い状態に保ちながら冬越しすることはできません。真冬に青水の中を泳ぐ金魚たちがこうした植物プランクトンなどを摂食していることは、その緑色をした糞をみれば明らかです。つまり、飼育者が餌を与えなくても金魚たちは冬の間も食事はしているわけです。
ところが、社内の飼育スペースは日光が十分届く環境ではありませんので、たとえ青水をどこかから持ってきたとしても、とてもそれを維持することはできません。そのようなことから現在の飼育環境では透明な水で冬越しするしかないので、なんとかあまり痩せさせずに冬を越したい、というのが冬にも餌を与えようと思ったきっかけです。その結果については、また別の機会にご紹介したいと思います。 続きを読む


山田芳人さんのらんちゅう飼育 2016年11月

先日、Facebookではすでにご報告しましたが、弊社の「特撰金魚の餌 星更紗」シリーズの監修をお願いしている山田芳人さんが、2016年11月3日に開催された「日本らんちう協会 第六十一回全国品評大会」において、「親魚の部」で日本一の座を獲得しました。

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