2019年3月 山田芳人さんのらんちゅう飼育

先日、昨年6月以来半年以上ぶり、今年初めて山田芳人さんのらんちゅう飼育池を訪問させていただきましたので、そのようすをご紹介します。

ご覧のように二歳魚はどの飼育池にもたくさん泳いでいました。訪問した日は晴れて暖かかったこともあり、らんちゅうたちはよく泳ぎ浮上性のエサをつついています。


波板で覆われた池は、ヒーターによって加温されています。

山田芳人さんが、「黒いらんちゅう」をすくって見せてくださいました。

今年は、黒いランチュウのオスとメスがいるので、採卵してみるのだそうです。

二歳魚をいくつか洗面器に入れて撮影させていただきました。


こちらの二歳魚は尾型が抜群で、その上とてもきれいな配色をもつすばらしい個体です。秋の大会での活躍が今からとても楽しみです。

こちらは、秋の大会の頃には特大サイズに仕上がりそうな親魚です。当歳の頃は素赤だったのが、こんな絶妙な配色に変わったのだそうです。

今年は、例年よりも早く産卵したとのことで、訪問時にはすでにこんなサイズの稚魚がたくさんみられました。

洗面器には、稚魚に与えるふ化させたブラインシュリンプが入っていました。

昨年の6月の訪問時にもご紹介したサボテンは、その後さらにいろいろな種類が増えていました。


2019年2月 らんちゅうの育成

先月は、山田芳人さんが主宰する尾張優魚会の交換会がありました。まだまだ気温の低い季節ですが、その会場では「もう採卵した」という話も聞かれました。今頃は稚魚の選別が行われているのかもしれません。
2月に入ってからも相変わらずの寒さが続いていますが、今年は急に気温の高くなる日もあり、温度変化がはげしいのでらんちゅうの体調管理には気を使います。12月の中旬くらいまでは、タイマーを使用して少しだけ給餌していましたが、食べ残すことが多くなったので与えるのをやめています。そういうこともあり、最近では少し痩せてきてしまっているようです。
先日撮影した弊社で育成しているらんちゅうたちの現在のようすをご紹介します。

昨年11月には、まだ黒い部分を残していたこちらの個体。

現在は、ほぼ黒い部分はなくなりこんな姿になりました。赤色が全体に強くなってきているようです。

素赤になるのかと思っていたら、フンタンはどうやら白になるようです。

一方、昨年11月こんな感じだったこちらの個体は…

少し赤が濃くなったかな、という程度であまり変化はないようです。

昨年11月にはこんな感じだった黒いこちらの個体は…

現在は、さらに真っ黒になっています。

もう一匹いる黒い個体といっしょに撮影してみました。画像で上側の個体は、腹が赤くなってきています。

そして、最後は明け三歳魚です。尾以外はサイズも含めそれらしくなっています。


2019年1月 らんちゅうの育成

正月休み明けの最初の週、山田芳人さんが来社されました。
じつは、11月3日の大会のおわった後、今年育成した当歳魚たちを山田芳人さんにご覧いただくつもりだったのですが、実物をご覧いただくのは今回が初めてとなりました。
現在の飼育状況などを山田芳人さんにお話しながら、飼育中のらんちゅうをご覧いただきました。いろいろなことをお話させていただきましたが、話題の中心はやはりこちらの退色しないらんちゅうたちのことでした。弊社で育成中のらんちゅうは山田芳人さんからいただいた卵を育成したものですから、同様の表現を持つらんちゅうは山田芳人さんが育成中のらんちゅうたちにも結構出ているそうで、中には下の画像そっくりな個体もいるとのことでした。

山田芳人さんによると、この退色の遅い系統どうしで交配したという方がすでにいらっしゃるそうで、その子の世代では退色の遅くなる傾向がさらに強まる結果が得られているのだそうです。何とも興味深いお話です。このような退色の遅い個体は、比較的最近になってみられるようになったもので、それまではこの系統も一般的ならんちゅうと同じようにふつうに退色する個体ばかりが生まれていたそうです。下の画像は、以前ご紹介した山田芳人さんが育成された色変わりの遅いらんちゅう。

この退色の遅い個体がたくさん出る系統も、孵化後数ヶ月くらいのときには、一般的な系統と比べとくにちがいは見られません。この稚魚の中に上の写真の個体もいるはずですが、どれがそれであるかはわかりません。

そして、ほぼ体型や尾型が決まってくる頃になっても、まだこんな感じでとくに色のちがいは感じられません。

さらにその1か月後になっても、体色はごくふつうのフナのような色のままでした。

それが、さらに1か月ほどするとこのように黒さが増してきました。この写真では撮影のために白い洗面器に入れているので、それほど黒くは感じられない色調に写っていますが、飼育容器で他のらんちゅうたちと泳いでいるときには、輸入の黒らんちゅうか、と思うほどの黒さで思わずはっとさせられます。

暖かくなる頃には、おそらく色変わりが始まってしまうとものと思われますが、水温の低い今の時期はあまり体色の変化はみられません。もうしばらくは黒いままの姿を楽しむことができそうです。


2018年12月 らんちゅうの育成

今月の当歳魚たちのようすをお伝えします。

今年は12月に入ってからも、水温のあまり下がらない暖かい日が続きました。なので、餌やりや水換えも11月までとそれほど変わらないペースできていましたが、ここ数日は突然寒くなり、水温も一気に一桁代前半にまで急降下です。

さて、今回は前回まだ色変わり途中だったこちらの個体からご紹介します。
11月のご紹介のあと、ほぼ一週ごとに3度撮影しました。画像は下に行くほど最近のものになるよう並べています。この個体の色変わりはとてもゆっくり進んでいて、3週かけてやっと頭の部分の黒色が少なくなってきた感じです。現在は頭部分にまだ少し黒色が残っているところがありますが、尾ビレ以外はほぼ色が変わった状態になっています。最終的には各ヒレの先端まですべて赤くなる猩々になりそうです。弊社の飼育環境ではあまり濃い赤色に揚がらないので真っ赤な猩々にはならないと思いますが、どうせなら日本オランダなどでときどき見られるような黄金色になってくれないかなあと思っています。


11月に、「こちらの個体は、まだ色変わりしそうな気配がありません。」とご紹介したこちらの個体、その後も黒いままの状態が続いています。こちらも1週毎に撮影した画像を順に並べてみました。よく見てみると、3枚目のもっとも最近撮影した画像では、尾ビレ全体に赤色がすけて見えるようになってきています。


最後は、ふつうに赤いこちらの個体のご紹介です。尾びれの張りが強いので、いつ撮影してもたいていこんな感じの写真になってしまいます。それでも、そんなに変な泳ぎ方をすることもないので、もしかすると二歳以上になったときにちょうどよい具合になるのでは、と密かに期待しています。


2018年11月 らんちゅうの育成

今月の当歳魚たちのようすをお伝えします。

10月も中~下旬頃になると、急に朝の気温が低くなるようになりました。
ですが、そんな日でも昼頃になると結構気温が高くなることもあったので、魚の管理が難しく病気になったという話があちこちから聞かれました。

今回、この集合写真は10月下旬に撮影しました。
ずっと退色しないままだったうちの1匹の色変わりがやっと始まりました。

この個体の現在(11月上旬)の姿はこんな感じで、まだ色変わりは終わっていません。

こちらの個体は、まだ色変わりしそうな気配がありません。

この個体を横から見るとこんな感じです。こうして見ると、あごのあたりの色が変わってきていることがわかります。

こちらの白の個体は、最近急に体が大きくなってきました。

ただ、体が大きくなるのに伴って背中がゴツゴツなのが目立つようになってきました。真横から撮影すると、その部分がさらに目立つのでちょっと前側からの撮影です。

この白の当歳魚によく似た雰囲気の二歳魚がいます。体の大きさだけは、品評会に出展してもおかしくないくらいになりました。

11月3日、名古屋市の鶴舞公園で開催された日本らんちう協会の品評会に行ってきました。

当日、会場ではスドーのブースも出展させていただき、星更紗の試供品配布を行いました。

こちらは、親魚の部 東大関です。

親魚の部は、メーカー等のブースのすぐ近くで審査・展示が行われたので、ゆっくり見ることができたのですが、当歳魚の部はブースのある場所から一番遠くにあったこともあり、ほとんど見ることができませんでした。動画や画像で、あとからゆっくり見てみたいと思います。